日産自動車が発表した『GT-R NISMO』。GT-R NISMOをベースにしたNISMO専用オプションパック装着車が、ニュルブルクリンクサーキットのタイムアタックで7分8秒679秒を記録、量産車で世界最速となった。
NISMO専用オプションパックは、エアロダイナミクスチューニング、軽量化、サスペンションチューニングが施され、NISMO大森ファクトリーのみの取り扱いで、販売は2014年夏頃の予定。
オプションで用意されるニュルアタック仕様に関して、GT-R NISMOの開発を担当する金子晃氏は「簡単に言ってしまうと、足回りが柔らかめになっています。ニュルでタイムを出すにはタイヤが常にグリップし続けなければなりませんので、車の方では足がいっぱい動かなくてはなりません。空力面においても、ジャンプしないようダウンフォースを多くしているのが、通常のGT-R NISMOからの大きな変化点です」と説明。
一方、GT-R NISMOに関しては「日本の高速道路などは非常にフラットなので、乗り心地よりはハンドリングの部分を意識した仕様になっています。ニュルのタイムアタックは、GT-R NISMOの卒業試験としておこなったもので、NISMO専用オプションパックは一部の方でそういう仕様が欲しいという時にアフターパーツとして用意するものです」とその違いを述べた。