マレーシア電気料金15%引き上げ、1月1日から

エマージング・マーケット 東南アジア

マキシマス・オンキリ エネルギー・グリーン技術・水相は2日、電気料金を来年1月1日付けで引き上げると正式発表した。マレーシアン・インサイダーなどが報じた。

値上げ率は約15%となっており、オンキリ大臣が以前行った10-20%程度になるとの見通しに沿った形となった。

値上げ幅はマレーシア半島部が1キロワット/時(kWh)当たり4.99セン、サバ州とラブアンが5.00センとなっている。半島部は平均で33.54センから38.53センに増加することになる。

政府が10月の来年度予算案の発表の際に明らかにしていた補助金削減方針に則ったもので、政府は今年通年で470億リンギに達するとみられる補助金を、2014年には394億リンギに圧縮したい考えだ。電力セクター向けでは、補助金負担額が年間80-120億リンギに達していた。

マレーシアの電力コストは発電及び送電などを含めて1kWh当たり42センとなっており、これまで25.3%も電気料金を上回っていた。電気料金はフィリピンではkWh当たり158セン、タイでは48センとなっており、マレーシアで来年値上げが実施されてもまだ域内では低い水準を維持している。

伊藤 祐介

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  4. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  5. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  6. V4エンジン搭載の新型ヤマハ『YZR-M1』登場に、SNSでは「ビリビリくるぜ!」「男の子はこういうの好きだよねー」など反響
  7. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  8. メルセデスベンツ、3年間で40車種以上投入へ…次期『Cクラス』は2026年春生産開始
  9. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  10. ホンダ『ヴェゼル』、新グレード「RS」先行予約開始…10月発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る