JR東日本、烏山線の蓄電池電車の愛称「ACCUM」に…2014年春から運転開始

鉄道 テクノロジー
烏山線で運用される予定の蓄電池電車「EV-E301系」。このほど車両の愛称が「ACCUM」に決まった。
烏山線で運用される予定の蓄電池電車「EV-E301系」。このほど車両の愛称が「ACCUM」に決まった。 全 3 枚 拡大写真

JR東日本大宮支社はこのほど、栃木県内のJR線で運行する予定の蓄電池電車「EV-E301系」の車両愛称を「ACCUM(アキュム)」に決めたと発表した。2014年春から運行を開始する。

【画像全3枚】

大宮支社は8月1日から31日にかけて愛称を公募し、全国から1382件の応募があった。蓄電池を意味する「accumulator」を引用し、愛称を「ACCUM」とした。応募作品の中で最も多かったのは「エコトレイン」だった。

「ACCUM」は宇都宮(栃木県宇都宮市)~宝積寺(高根沢町)~烏山(那須烏山市)間で運用される。電化区間の東北本線宇都宮~宝積寺間では、架線から電力の供給を受けてモーターを動かすとともに、蓄電池に充電。非電化区間の烏山線宝積寺~烏山間では充電した電力を使ってモーターを動かす。終点の烏山駅にも架線を設置して停車中に充電できるようにするほか、回生ブレーキによって発生した電力も蓄電池に充電する。

車体には「ACCUM ENERGY ACCUMULATING VEHICLE」のロゴマークとシンボルマークが入れられる。シンボルマークは架線・蓄電池・モーターの「相互のエネルギーの流れを示す矢印」で構成され、ロゴは「普遍性が高くシステマティックな印象のロゴタイプ」が使われる。

2014年春から先行車両2両(2両編成1本)を投入し、最終的には烏山線の全ての気動車を蓄電池電車に置き換える予定だ。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 12分の1『ガンダム』が山陽道・福山SA上り線に登場、公式アパレル自販機も設置
  2. サプライズ! ヤマハの新型125cc、『Fazzio』登場…2025年のモーターサイクル記事ベスト5
  3. ヤマハが初の長距離ツーリングイベント開催、8万円も「高くない」リピート参加したくなる理由とは
  4. 「無限らしくて最高」「オーラすごそう」MUGEN PRELUDE にSNS注目! 東京オートサロン2026に期待の声
  5. 大変身! センチュリー・クーペ&レクサス・ミニバン…2025年の新型車ニュース・ベスト5
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る