増加するミャンマー語を話せないミャンマー人二世へ
ミャンマー語オンライン学習のクール・アジア(富山県中新川郡)が、ミャンマー語を学びたい在日ミャンマー人を対象に、無料学習アプリのPRを始めている。
(画像・クール・アジア)
クール・アジアでは、CSR活動のひとつとして在日ミャンマー人の子どもたちにミャンマー語を学んでもらおうと、学習アプリの無料配布を行っている。
法務省によれば、日本での中長期の滞在資格を持つミャンマー人は、2013年6月現在、難民認定者を含めて8,255人いるという。
多くの在日ミャンマー人が暮らす東京・高田馬場には、帰国を望まない人たちも大勢いる。その理由のひとつとして日本で生まれ育った子どもたちがミャンマー語を全く理解できないことが挙げられている。
クール・アジアではこの状況を受け、ミャンマー人二世に対してミャンマー語学習アプリ「ヤンゴンの誓い」の無料配布を始めた。
馴染みのない文字と発音をゲーム感覚で学ぶ
ミャンマー語学習アプリ「ヤンゴンの誓い」は、主にミャンマー進出を控えた日本人企業のビジネスマンに向けて同社が開発した。
日本人にとって馴染みのないミャンマー語、文法は日本語と似ているため理解しやすいが、文字自体が全く覚えられないと悩む学習者は多い。このアプリでは文字、発音記号、発音の三要素がゲーム感覚で学べる仕組みとなっているので、子どもたちも楽しみながら学習を進められる。
現在、ミャンマー人二世によるダウンロード数はまだ数件ということで、同社ではアプリをさらに広めて行きたいとしている。