【ランボルギーニ アヴェンタドール LP700-4クーペ 試乗】ありえない速さとと圧倒的存在感…諸星陽一

試乗記 輸入車
ランボルギーニ アヴェンタドール LP700-4クーペ
ランボルギーニ アヴェンタドール LP700-4クーペ 全 13 枚 拡大写真

イタリアのスポーツカーメーカー、ランボルギーニのフラッグシップモデルが『アヴェンタドール』。価格は約4000万円。

小学校高学年から中学生にかけてスーパーカーブームを経験した私にとって、ランボルギーニという単語は特別な意味をもつ。ましてこのアヴェンタドール、『カウンタック』同様の跳ね上げ式ドアを備えるのだから、ワクワクしないわけがない。

建て売り住宅一軒分のプライスタグが取り付けられた12気筒ミッドシップの2シータースポーツ。ここまでくると価格がどうのこうのいうレベルではない。このクルマを買おうという人は、もはや価格など気にしない人たちだろう。

LP700-4とは700馬力のエンジンを縦置きミッドシップ(LP)にした4WDという意味。700馬力というパワーは想像を絶する。アヴェンタドールにはストラーダ、スポーツ、コルサという3つの走行モードがある。もっともパワーをしぼったのがストラーダで、このモードならばどうにか普通に走ることができるが、スポーツにすると発進にはちょっと気をつかうようになる。これをコルサにすると、かなり上手にアクセルワークを行わないと発進すらできないほどのパワーとなる。

走り出してからの加速は文句なし。文句があるわけがない。アクセルを踏むと、そのままガンガン加速していく。ミッションは2ペダルMTだがオートモードも備える。オートモードで十分なのだが、マニュアルモードで意味もなくシフトをアップ&ダウンしたくなる。とくにダウンはブリッピング効いてきもちいい。

そのドアの開き方、メーターのデザイン、ステアリングの感触、赤く塗装されたリッドが取り付けられたエンジンスタートボタンをはじめとする各種スイッチ類……ありとあらゆるものが「どうだまいったか」といわんばかりの存在感。内に外に、アピールをしまくって走る。それがランボルギーニのフラッグシップだ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活躍中。趣味は料理。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

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