中小企業の吸収合併を奨励、優遇措置を発表…マレーシア

エマージング・マーケット 東南アジア

ムスタパ・モハメド通産相は14日、中小サービス業の世界的な競争力増強を図り吸収・合併(M&A)を推奨するため、中小企業(SME)向けの新たなインセンティブを発表した。

M&Aを行ったSMEに対して、合併後5年間、所得税率を一定(20%)に定める。また、印紙税を免税とする。インセンティブを受けるためには認可を受けることが必要で、2015年7月まで申請を受け付ける。インセンティブを受けるためには100%ローカル資本であること、年間売り上げが2,000万リンギ以下であること、フルタイム従業員の数が75人以下であることが条件となる。

政府は今年は少なくともSME100社のM&Aが行われると期待している。政府は特に専門サービスセクターの発展のため支援を行う。歯科医や会計事務、税務サービス、建築、エンジニアリングサービスなど専門サービスセクターは高賃金の雇用を創出することができるため、今後国際競争力向上に注力することが必要となる。
(ザ・サン、2月17日、ザ・スター、2月15日)

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  2. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  3. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  4. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
  5. 三菱自動車、国内販売は5期連続増 2025年4~9月期実績
  6. BYDの軽EV『ラッコ』をどう売っていくのか? 日本専用開発のねらいを東福寺社長に聞いた
  7. ホンダ『シビック タイプR』がラリーカーに、競技参戦を想定…SEMA 2025
  8. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  9. 原付スポーツカーを受注生産!日本一周4万6000km走破の実力、ICOMAが提案する「おもちゃ箱」のようなモビリティ…ジャパンモビリティーショー2025
  10. ヤマハ『R7』が全面進化! 電子制御、シャシー刷新で示す「ミドルスーパースポーツの新たな可能性」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る