BMW Sports Trophy Team Studie体制発表…本国からワークスドライバーも参戦

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
左から順にBMWジャパン代表取締役社長のアラン・ハリス氏、ドライバーのヨルグ・ミラー選手、荒聖治選手、チーム代表兼監督で、Studie代表取締役の鈴木康昭氏
左から順にBMWジャパン代表取締役社長のアラン・ハリス氏、ドライバーのヨルグ・ミラー選手、荒聖治選手、チーム代表兼監督で、Studie代表取締役の鈴木康昭氏 全 14 枚 拡大写真

2014年のSUPER-GT GT300クラスに新チーム、BMW Sports Trophy Team Studieが参戦。このチームをビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)がサポートする。本国よりBMW Motorsportワークスドライバーのヨルグ・ミラー選手と、荒聖治選手をドライバーに迎えBMW『Z4』にて出走する。

【画像全14枚】

チーム代表兼監督で、Studie代表取締役の鈴木康昭氏は、BMWジャパンとの新たなチームを作る構想は3年ほど前から持っていたという。その構想を持った理由は2つあるとし、一つ目は「海外のツーリングカー選手権では、その国のBMWインポーターと、何十年もBMW一筋にレース活動をやっているトップチームがタッグを組んで活動をしている例が複数ある」と話す。

両者の関係は、「チームを利用したPRは、各国のBMWインポーターが担当し、主にBMWのスポーツモデルである“Mモデル”のPRや拡販に努めている。レーシングチームはPRをBMWのインポーターに任せられるので、レースに専念することが出来、BMWの看板の名に恥じない優秀な結果を出しているチームがいくつもあった」と述べ、「同じ体制を、アジア最大のツーリングカーレースであるスーパーGTでBMWジャパンと組んで結成したかった」

もうひとつの理由は、GT300のエントリー状況の変化にあるという。「GT500は自動車メーカーが、GT300はプライベーターが参戦するという図式から、ここ数年スバルから始まり、無限ホンダ、日産がかなりの台数を投入し、本気でGT300に出走してきており、いつの間にかメーカー色が強くなっている」と現状を説明。

「我々はBMWで戦わなくてはいけないチームで、今後BMWでそのチームに対抗して行くことを考えると、BMWジャパンとタッグを組んで、迎え撃たなければ戦えない時代が来ると予想し、このチームを作りたかったのだ」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…光軸が保安基準を満たさない
  2. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  3. 「息を呑むような美しさ」マツダ『VISION X-COUPE』に熱視線! 新時代のクーペ像にSNSでは期待の声
  4. 【マツダ CX-5 新型】反対を押し切った「一本のプレスライン」が生み出す妙、「原点回帰」めざしたデザインとは
  5. ポルシェ『カイエン』新型、11月19日世界初公開へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る