人材サービスのランスタッドの最新「ランスタッド・ワールド・オブ・ワーク・リポート」によると、何らかの柔軟性のある職場環境づくりについてマレーシアの雇用主の64%が実施していないと回答。シンガポール(45%)や中国(51%)に比べて高かった。
マレーシアで「柔軟性ある職場環境づくりが人材を集めるもしくは留めるための条件になる」と答えたのはわずか30%。人材を引きつける具体的な環境としては、「社交&快適空間」を挙げた率が69%と最も高かった。
柔軟性ある職場環境を導入するにあたって、マレーシアの雇用者の48%が「生産性低下への懸念」と回答、「改革に挑戦するリーダーシップ不足」が13%、「技術的限界」が11%だった。
マレーシアの雇用主では、女性の雇用を増やすとの回答は12%にとどまり、壮年の労働者を雇いたいとの回答も10%のみだった。また向こう5-10年の間に「契約社員やパート雇用を増やしたい」との回答は24%となった。
同調査はアジア太平洋地域の1万4,000人以上の雇用主と専門職員から得た回答をまとめた。
(マレー・メイル、南洋商報、2月27日)