マルチ・スズキがインド国内の自動車市場のシェア率50%を奪還

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スズキ・スイフトの4ドアセダン、デザイア
スズキ・スイフトの4ドアセダン、デザイア 全 2 枚 拡大写真

今年度決算において、マルチ・スズキは、インド国内の自動車市場でのシェア率が過去4-5年で最高の50%に達することがほぼ確実となった。

2013年4月からの業績を見ると12月時点でのシェア率49.3%、今年1月時点の49.5%に対し2月の時点では49.8%であった。

同社の販売担当であるマヤンク・パリーク氏は、「自動車部品の分野でマルチはほぼ50%のシェアを獲得し、過去4-5年で最高を記録した。これは昨年に比べて4.3%の伸び率であり、今年度決算までの11か月のうち7か月はほぼ50%を保っている」と話している。

マルチ・スズキは『アルト』『デザイア』『スウフト』という代表的な3モデルを有している。

アルトは今年度2月までに23万2000台を売上げ、続く車種に2倍ほどの差をつけている。デザイアは18万台、スウィフトも17万9000台を売り上げており、その総数はインド国内自動車市場のトップ3を占めている。

こうした業績の向上の理由のひとつは、消費者がディーゼル車よりガソリン車を選ぶ傾向によるものだと言える。

「2012年11月時点で一般自動車のうちディーゼル車は62%、ガソリン車は38%だったのに対して、今年はディーゼル車が52%と割合が低下し、ガソリン車は48%に増加した。このことが我々を後押ししたと考えている」とパリーク氏は話している。

さらにパリーク氏は、人口1万人未満の地方における小規模な市場への熱心な介入が功を奏したとも語っている。

編集部

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