日本政府ミャンマー支援-80億円の無償資金協力

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ミャンマーのインフラ整備に無償資金協力
ミャンマーを訪れている岸田外務大臣は、ワナ・マウン・ルイン外相と会談し、80億円の無償資金協力を表明した。

資金は、最大都市ヤンゴンを中核とする鉄道の運行監視システム整備や、病院への最新医療機器導入、少数民族が暮らす地域への食糧支援などに充てられる見込みだ。

(画像は外務省より)

日本政府の思惑
第2次安倍政権が発足してから、ミャンマーへの資金協力は約1600億円に上る。

日本政府としては、海洋進出を活発化させる中国を念頭に、地政学的に重要なミャンマーとの関係強化を進めたい考えがある。

今年ASEAN東南アジア諸国連合の議長国を務めているミャンマーの指導力に期待し、日本とASEAN双方の繁栄を試みる狙いがあるだろう。

また、北朝鮮と国交のあるミャンマーのとの関係を強化することで、拉致問題解決の糸口を探る狙いもあるようだ。

日本企業のミャンマー進出の後押し
会談後、岸田大臣は記者団に対し「ミャンマーはASEAN諸国と南アジア地域を結ぶ地点に位置し戦略的に重要な国だ。経済発展の潜在力があり、歴史的にも親日的なミャンマーとの関係強化は意義のあることだ」(NHKニュースより)と述べている。

欧米や中国などの企業が軒並みミャンマーへの進出を果たしている中で、今回の両国の関係強化は日本企業のミャンマー進出の後押しになるだろう。

《ミャンマーニュース》

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