ペトロナス、E&P部門の国内外切り離しを計画か 分社化して責任持たせる方針

エマージング・マーケット 東南アジア

マレーシア国営石油会社ペトロリアム・ナショナル(ペトロナス)は、探査及び生産(E&P)部門を国内事業と海外事業に切り離す方向で検討している模様だ。

それぞれの事業に集中させ、より大きな責任を持たせることを目指す。国内での事業と海外事業には異なった知識や技能が必要で、海外では他の大手石油会社との競争に立ち向かう必要があるため、国内外の事業別に切り離すのが望ましいとの考えによるものだという。

ペトロナスは上流および下流部門に注力する方針を明らかにしており、海外事業では非在来型の資源開発でも重要な役割を担っている。カナダではプログレス・エナジーの買収を通じてシェールガスの開発に注力している。

ペトロナスの2020年までの年間生産量増加目標は3.5%と強気で、予備補充率(RRR)を1.1倍で安定させることを目指す。RRRとは1年間に生産した量と備蓄率を比べたもので、2013年は1.3倍だった。

ペトロナスの事業は、ベトナムやインドネシアなどの国営石油会社にケース・スタディを提供しており、今後の事業再編が注目される。
(ザ・スター、4月9日)

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  5. 軽EV市場に新顔登場、ホンダ『N-ONE e:』と競合する車種
  6. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  7. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
  8. 燃えるエアフィルターに有害なブレーキも…メルセデスベンツの粗悪偽造品、2024年は150万点超を押収
  9. 三菱『アウトランダー』に初のオフロード仕様!「トレイルエディション」米2025年モデルに
  10. BMW 8シリーズ、「特別な限定車」をモントレーカーウィーク2025で発表へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
ランキングをもっと見る