【トヨタ パッソ 改良新型 発売】+Hanaの“キラキラ”感を表現するリアコンビランプ

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トヨタ・パッソ
トヨタ・パッソ 全 8 枚 拡大写真

マイナーチェンジしたトヨタ『パッソ』と『パッソ+Hana』は、マイナーチェンジ前と同様、フロント、特にバンパー周りやヘッドライト形状、そして、リアではリアコンビランプなどで差別化が図られている。

【画像全8枚】

トヨタデザイン本部トヨタデザイン部グループ長の西山欣二さんによると、+Hanaのヘッドライトはマイナーチェンジ前と変更せず、キャリーオーバーしているという。「もともと+Hanaらしいライト形状だったので、そのままアイコンとして使った」とその理由を話す。

因みに+Hanaらしさとは、「キュート、可愛いなど(をテーマに)、20代から30代の女性が身近に感じるように、外板色やツートンのコーディネートなどと合わせて表現している」という。

一方、パッソはヘッドライト形状が変更された。「(マイナーチェンジ前は+Hanaと)割と近く、丸く可愛いヘッドライトだったので、もう少しすっきりとハンサムな感じの、全く新しいデザインにした」と説明。ただし、「フード側やフェンダー側のラインは変えることが出来ないので、そこ以外で、どうやってイメージを変えるか苦労した」と述べる。

また、それぞれの差別化は、リアコンビランプでも行われた。「構成は同じだが、レンズの色を変えたほか、表面処理を変えることで、2台のクルマの個性を表現できたと思う」と西山さん。

パッソは、「赤と白というオーソドックスな構成で、先代モデルの丸いアイコンからは意図的に(形状を)変更し、すっきりと見えるようなリアコンビにした」。+Hanaは、「“キラキラ”というカタカナを形で表現。ピンクレンズなどを積極的に使った」と説明。

更に両車とも12個のLEDを採用。「燃費などに貢献する技術的なアイテムであり、パッソでは新規性もあるので、LEDは当初から採用を考えていた。特に+Hanaの “キラキラ”を表現するとしたら素直にこれだ。粒感をきちんと出した方が、わかりやすいのではないかとデザイン面からも採用に踏み切った」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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