中央銀行バンク・ネガラのゼティ・アクタル総裁は16日、2014年第1四半期(1-3月期)の国内総生産(GDP)成長発表会見において、通年のGDP成長は4.5-5.5%となるとの見通しを明らかにした。エッジ・マレーシアが報じた。
第1四半期のGDP成長は6.2%だった。旺盛な消費や投資額の増加が経済成長に貢献した。
ゼティ総裁は、第2四半期以降は5-5.5%、通年では4.5-5.5%の成長となると予想を示した。また、金利政策についてインフレや経済成長、市場の流動性などについて監視を続けるとコメント。バンク・ネガラは予防的措置を取る予定だと述べた。
UOBエコノミック・トレジャリー・リサーチは第1四半期のGDP成長率が好調であったことを受けて、通年の成長率予想を5.2%から5.6%に上方修正した。
翌日物政策金利(OPR)は現在3%で維持されている。UOBは今年末までにOPRが25ベーシス・ポイント引き上げられると予想している。