マレーシア航空労組がピケ、首脳の辞任を要求

エマージング・マーケット 東南アジア

マレーシア航空(MAS)の経営再建が急がれる中、MAS労働組合(MASEU)が、MASの3人の首脳に対して辞任を要求している。

26日には200人あまりの組合員がスバン空港でピケを張った。MASEUは組合員の雇用を守るという名目から、3000人あまりが雇用されているメンテナンス・修理・整備(MRO)部門の売却案に強く反発している。

MASEUが辞任を求めているのは、(1)アハマド・ジャウハリ最高経営責任者(CEO)(2)ザハラー・ザイド人事担当(3)アズハリ・モハマド・ダーラン航空エンジニアリング担当CEO。アリアス・アジズ組合長らは、MRO部門が航空会社にとって重要な部門であるとした上で、いち政府系企業として従業員への影響を考慮すべきと強調。業績を回復できない上層部については組合側も懸念しているとし、ナジブ・ラザク首相にトップ人事への介入を要請していると述べた。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、5月27日、ベルナマ通信、5月26日)

伊藤 祐介

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