ドイツの高級車メーカー、BMWは6月6日、新型『X6』の概要を明らかにした。
X6は2008年1月、デトロイトモーターショー08で初公開。同社にとって、初のSUVの『X5』で成功を収めたBMWが、SUVにクーペデザインを導入。X5のクーペ版として誕生したのが、現行の初代X6。BMWはX6を、「スポーツ・アクティビティ・クーペ」と呼ぶ。世界累計販売台数はおよそ25万台。
今回、デビューから5年半を経て、X6に2世代目モデルが登場。外観は、新型X5や『X4』同様、BMWの最新SUVのフロントマスクを採用。X6ならではの、緩やかにカーブしたルーフデザインは継承された。室内には、後席に3分割で倒れるシートを装備。荷室容量は580リットルで、シートを倒せば、最大で1525リットルに拡大。これは初代比で、75リットル多い。
基本メカニズムは、2013年秋のフランクフルトモーターショー13で発表された新型X5と共用。発売当初のエンジンは3種類。ガソリンエンジン最上級グレードが、「xドライブ50i」。直噴4.4リットルV型8気筒ガソリンエンジンを、2個のターボチャージャーで過給。最大出力は450ps、最大トルクは66.3kgmを引き出す。0-100km/h加速4.8秒、最高速250km/h(リミッター作動)の実力。
新型X6は2014年12月、欧州市場で発売される予定。BMWは、「初代比で最大40kg軽量化した効果もあり、燃費性能は、最大で22%向上」と説明している。