日産の電気自動車第2弾となる、『e-NV200』のデザインは、日産のEVアイデンティティを『NV200』をベースとしながら表現することがポイントだった。
具体的には、「アクティブで機能的なデザインのNV200に、リーフの先進的でモダンなEVデザインを融合することだ」とは、日産自動車日本商品企画室リージョナルプロダクトマネージャーの東美津江氏の弁。
この考えを最も表しているのがフロントビューだ。「充電リッドやヘッドランプをモダンなデザインに仕上げた」とし、「フロント中央の特徴的な充電リッド。両サイドのシャープなキャラクターライン。ハの字のバンパー開口部とフォグランプ周辺の形状などが日産EVのアイデンティティとして、こだわった部分だ」と述べる。
斜めから見ると、「フロントから大きくラウンドし、Bピラーにつながるキャラクターラインと、マッシブなフロントフェンダー。すっきりとクリーンなバンパーを新たにデザインした」とし、「フロントの充電リッド周辺にはボリューム感を持たせ、ゆったり膨らんだ形にすることで、三角形に影が入るシャープなフロントの先端(リッド下の付近)との、コントラストが感じられるようにした」と話す。
ランプデザインもモダンさと先進性にこだわった。「ヘッドランプはL字型に光るポジショニングランプをデザイン。リアコンビランプはクリアレンズとLEDストップランプを採用した。また、ヘッドランプはブルーレンズとブルーのバルブカラー、リアコンビランプにはブルーの塗装を持たせ、リーフと同じように“EVブルー”を表現している」と、日産EVのアイデンティティがちりばめられていることを語った。