【GARMIN ForeAthlete 220J インプレ前編】入門機ながら別次元のスペック向上を果たしたランニング用GPSウォッチ

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Garmin ForeAthlete 220J
Garmin ForeAthlete 220J 全 12 枚 拡大写真

GARMINのGPSランニングウォッチの人気モデルが『ForeAthlete 220J』へモデルチェンジした。モデルナンバーは従来の「210」から「220」へと少し変わっただけだが、デザインも機能も一新し、実質的にはまったく別のモデルといえるほどの大変身を遂げている。そしてその実力は、エントリーモデルという位置づけが似合わないほどのハイスペックだ。

【画像全12枚】

◆黒いコートを脱ぎ捨ててかのような身軽なフォルムに

GARMINのランニングウォッチ「ForeAthlete」シリーズは、入門モデルの『ForeAthlete 10J』を除けば、どのモデルも真っ黒で非常に落ち着いたデザインを採用していた。どのモデルも時計モードにすれば普通の腕時計として使え、ビジネスにもマッチする質感を備えているのが大きな特徴だったのだ。しかし、ニューモデルのForeAthlete220Jは真っ白なボディに紫色のバンドを採用。ガラリとデザインを変更した。

その変わり様は、まるで黒ずくめの重いコートを脱ぎ捨てて、半袖のポロシャツに着替えたよう。流行のカラフルなランニングウエアにはジャストフィットするデザインといえる。かなり大胆な路線変更だが、実物を見ると違和感や唐突な印象は全くない。それどころか、これこそがランニングウォッチのあるべき姿だと思えてくる。

この変身ぶりはデザインだけによるものではなく、本体が小型、軽量化されたことが大きく作用している。重さは従来モデルが72gだったのに対して、本機は40.7gという大幅なダイエットに成功した。本体サイズも幅、上下の長さ、厚みが46mm × 64mm × 14mmから45mm × 45mm × 12mmにまで小型化。従来モデルは上下に長い本体を苦心のデザインでコンパクトに見えるようにしていたが、本機ではそういったトリッキーなデザイン処理は必要無くなり、スッキリと円形のボディになっている。

エントリーモデルながら上級モデルに迫る機能を搭載

ForeAthleteシリーズのエントリーモデルはこれまでも安定した人気を誇っているが、上位モデルとの性能、機能の違いがやや大きめであることに不満を感じていた人もいるかもしれない。必要十分な機能を持っているとはいえ、上位モデルと比較してしまうと、あの機能もない、これもできないとネガティブな印象を持ってしまう。

しかし、本機はその面でも生まれ変わり、エントリーモデルと呼ぶのをためらってしまうほどの多機能、ハイスペックを手に入れた。基本的な部分から紹介していこう。まず本体はカラーディスプレイを搭載し、しかも大幅に軽量化されたにも関わらず、従来モデルのIPX7(日常生活防水)から50m防水へとグレードアップした。バッテリーライフは8時間から10時間へロングライフ化。GPSについても位置精度の向上と衛星補足時間の大幅な短縮に成功している。

さらに、本体内に新たにGセンサーを搭載。従来はオプションのフットポッドを組み合わせなければ不可能だったピッチやストライドの測定が本体だけで可能となった。また、この機能を活用することで屋内などGPS電波の届かない場所でも距離やペースの測定が可能となっている。

新たに搭載されたハードウエアとしてはほかにバイブレーションやBluetoothがある。ブザー音を鳴らしたくない、あるいはブザー音が聞こえにくい環境でもバイブを活用することで確実に警告やインフォメーションを見ることができる。また、Bluetoothでスマートフォンと接続することで、屋外でもデータ同期をしたり、自分の居場所をリアルタイムに知らせるライブトラック機能を使えるようになった。

これらの機能は全て従来モデルにはなかったものであり、そして、重量がより軽いことを除けば、本機は同時期に発売された上位モデル『ForeAthlete 620J』とほぼ同一のスペック、機能となっている。もはやエントリー機と呼べないと筆者が感じた理由を理解していただけただろうか。

もちろん、価格が大幅に違う以上、機能の違いはある。上位モデルである620Jの目玉機能であるVO2max(最大酸素摂取量)の測定機能やリカバリーアドバイザー、ランニングダイナミクス、Wi-Fiといった機能を本機は搭載していない。また、ディスプレイがタッチ方式ではなく、ボタン操作となることも両モデルの違いとなる。

《山田正昭》

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