イラク危機による原油高騰、マレーシア経済にはプラス

エマージング・マーケット 東南アジア

ニュー・ストレーツ・タイムズが報じたところによると、イラク情勢の悪化で原油価格が上昇しており、ほとんどのアジア諸国の経済に悪影響を及ぼす見通しだ。

例外は石油の純輸出国のマレーシア。原油価格は現在、1バレル105~115米ドルで、バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチのエコノミストは、現在の水準の原油価格が続いた場合、韓国、タイ、フィリピン、インド経済の成長率を0.45-0.25ポイント押し下げると予想している。

石油輸出量が輸入量より多いマレーシアについては、経済を0.2ポイント押し上げる効果が見込めるという。クレディ・スイスは、燃料油価格が10%上昇すれば、アジア経済は0.2ポイント成長が押し下げられると見ている。

スタンダード・チャータード銀行は「アジア経済は過去、1バレル100米ドル超の価格にも対応した。120~125米ドルにも対応できる」としている。

小栗 茂

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  2. 日産、小型ミニバン『グラバイト』予告…2026年インド発売へ
  3. 【VW ID.4 4000km試乗】「VWらしさ爆裂」さすがの長距離性能、BEVとしての魅力は[前編]
  4. 三菱『デリカD:5』19年目の大幅改良で「原点回帰」、期待されるフルモデルチェンジは? 開発責任者「デリカを終わらせてはいけない」
  5. 【BMW 2シリーズグランクーペ 新型試乗】今、日本にちょうどいいBMW…中村孝仁
  6. マツダ『CX-3』終焉は近い? ガソリンとディーゼル2種に集約、SNSではさまざまな考察飛び交う
  7. トヨタ『RAV4』新型、3つのスタイルで登場…まずはハイブリッドを450万円から発売
  8. BMW M、開発責任者が交代…高性能モデルの新時代へ
  9. 驚くほど広がる後方視界、ホンダ「Nシリーズ」専用「リアビューミラー&カバー」が発売
  10. ホンダ WN7 が初の国産EV白バイに! 2026年1月の箱根駅伝でデビュー
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る