外国人専門家の労働許可を5日で発行へ…移民サービス部を新設 マレーシア

エマージング・マーケット 東南アジア

ナジブ・ラザク首相は19日、出入国管理局内に移民サービス部(ESD) を新たに設置した。

ワンストップ・センターと位置づけ、外国人専門技術者(外国人駐在員 含む)の労働許可証発行をスピーディに行なう。これまで1カ月以上かかっていた手続きを 5営業日で完了させることを目指す。

移民サービス部の設置は、外国人専門技術者の誘致を促進するために 2012年にナジブ首 相が発表したもの。雇用パス、扶養家族の滞在許可証、訪問許可証、専門家滞在許可証、レ ジデントパスなどの発行手続きを一手に引き受ける。これまで業種に応じて異なる官庁で許 可を取る必要があった。

ESDによるサービスは、ジョホール州やペナン州を皮切りに全国に広げていく。また外国 人専門家の認可機能をマレーシア投資開発庁(MIDA)やマルチメディア開発公社(MDeC)に も拡大していく。

現在、外国人専門家は国内に9 万人以上いる。高所得の専門家だけが取得できる長期間滞 在可能のレジデントパス取得者も2,000人以上いるという。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・スター、星洲日報、6月20日)

伊藤 祐介

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  2. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  3. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
  4. 日産 フェアレディZ をレーシングカーにカスタム、「NISMO GT-Z」発表へ…SEMA 2025
  5. ホンダ『シビック タイプR』がラリーカーに、競技参戦を想定…SEMA 2025
  6. 日産が業績見通し修正、上期営業損失300億円…下期はサプライチェーンリスク想定
  7. ホンダのSUV『パスポート』、オフロード性能を極めるコンセプトカー提案…SEMA 2025
  8. みんなが待っていた! ダイハツ『コペン』が復活、堂々の予告…土曜ニュースランキング
  9. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  10. スズキが新型クロスオーバー『SV-7GX』を世界初公開! 初心者にも優しいV2アドベンチャー、2026年後半に欧州発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る