フェラーリジャパン社長「夢が叶えられる場所」 六本木にアジア最大店舗

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フェラーリ・458スパイダーテーラーメイド
フェラーリ・458スパイダーテーラーメイド 全 16 枚 拡大写真
フェラーリ・ジャパン正規ディーラーである“ROSSO SCUDERIA”が6月28日に東京六本木にオープンする、ROSSO SCUDERIA六本木ショールームは、アジア最大のフェラーリブランドのみのショールームだ。

本年5月に着任した、フェラーリ・ジャパン代表取締役社長のリノ・デパオリ氏は、「私はフェラーリに勤めて、3つのリージョンで仕事をしてきた。その間、35以上のショールームのオープニングやイノベーションのプロジェクトに携わって来たが、このショールームは本当にスペシャルでユニークなものだ」と話す。

具体的には、「アジアで一番大きなフェラーリブランドのみを扱っているショールームというだけではなく、5階建てのショールームであることや、また、建物が、青空に浮かぶ雲にインスピレーションを受けて、デザインされているからである」と説明。

そして、「我々のユーザーが、フェラーリを購入する、その夢が叶えられる場所が、東京の中心にあるランドマークとなるショールームとして完成したということは喜ばしいことだ」とコメント。

このショールーム2階には、新車と共にパーソナライゼーション・スペースやカスタマーラウンジが設置される。今回一部報道陣向けに公開された際には、『458スパイダー』のテーラーメイドが展示された。「これは“武士道、サムライスピリット、Man of Soul”をコンセプトにテーラーメイドされたもので、我々のパーソナライゼーションプログラムの頂点を表している」と述べ、パーソナライゼーションをこれまで以上にアピールしていくとする。

また、デパリオシ氏は、「3階にはフェラーリアプルーブドプログラム、フェラーリ認定中古車のスペースを用意。この認定中古車はフェラーリの非常に厳しい190ものインスペクションを経て販売する、素晴らしいクオリティの認定中古車だ」と述べ、ロッソ・スクーデリアゼネラルマネージャーの鈴木勉氏は、「新車と中古車との販売割合はほぼ半々を想定」とし、新車だけでなく、認定中古車にもより力を入れていくことを語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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