エリア制導入で「ベスパ」ブランド力強化…スクーター・イタリアーノ原宿

モーターサイクル 企業動向
スクーター・イタリアーノ原宿 オープン
スクーター・イタリアーノ原宿 オープン 全 8 枚 拡大写真

ピアッジオグループジャパンは、ピアッジオとベスパ専用のショールーム、“スクーター・イタリアーノ原宿”をオープン。スクーター・イタリアーノは、エリア制を敷いており、渋谷・港地区ではこの原宿の1店舗のみとなる。

ホノラリー代表取締役の市村尚久さんによると、「ピアッジオグループでピアッジオとベスパの販売店には、スクーター・イタリアーノという名称と、コーナー店の2種類がある。スクーター・イタリアーノはベスパ・ピアッジオの専売店を指し、コーナー店は他に日本車なども販売している店舗だ」と説明。

また、スクーター・イタリアーノでは、エリア制が設けられている。「都内では杉並・中野地区や、渋谷・港地区などいくつかのエリアに分かれ、そのエリアではスクーター・イタリアーノは1店舗のみと決まっている」と述べる。ピアッジオグループジャパンが設立する以前は、そのような制度がなかったため、「隣に店を出しても良かったが、(この制度のお蔭で)ユーザーの奪い合いによる、価格競争を防ぐことが出来、とても良くなった」と評価。

また、サービス面においても充実した。「(これまでなかった)2年保証やロードサービス無料、メーカー指定の盗難保険、延長保証など、サービス体制が十分すぎるほど整った。これまで、ベスパは壊れるというイメージがあったので、それを払拭して信頼を取り戻さないとユーザーが戻ってこないと考えていたので、非常に評価できる」とコメント。

最後に市村さんは、「スクーターのブランドでここまで認知されているものはなく、これから出てくるとも思えない。今後、どう発展していくのかが楽しみだ」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. マツダ『CX-5』新型を欧州で発表…日本では2026年中に発売
  2. BMWの電動スクーター『CE 04』、3つの新デザインバリエーション発表
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. 名車「964型ポルシェ 911」を最新の姿に甦らせる、シンガーが最新レストア作品披露へ
  5. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る