日本通運、マレーシアで1350t吊クローラークレーンを導入

エマージング・マーケット 中国・東アジア
クレーンの写真
クレーンの写真 全 1 枚 拡大写真

日本通運は、このほどLNGプラント設備などの重量物を吊り上げる移動式クレーン「1350t吊クローラークレーン」を導入した、と7月2日に発表した。

このクレーンは、東南アジア地区に配備し、本年5月よりマレーシア・ビンツルのLNG建設プロジェクトで既に稼働している。

近年、ベトナム、マレーシア、ミャンマーなどの東南アジアを中心としたLNGや石油精製などのプラント建設では現場作業の効率化や作業員の省力化のため、設備機器を生産拠点で組み立てた状態(モジュール化)で輸送し、そのまま現地で据え付けを行うケースが増えており、大型クレーンによる作業を求められるケースが多くなっている。

同社は、このような工法の変化や建設部材の大型化、モジュール化に合わせ、海外プラント建設需要に確実に対応するため、約5億円を投じて今回1350t吊クローラークレーンを新規導入した。

また、海外大型プラント建設工事は長期間にわたり、工事期間の変更も発生する傾向があるが、自社設備のため工事計画の変更にも柔軟に対応することができる。

当社は、重機建設事業の強化を目的に本年4月、ベトナム日通エンジニアリングを設立し、タイ日通エンジニアリングと共に重機建設事業の強化を図っている。このたび、既に所有する550t吊、600t吊、800t吊、1250t吊クローラークレーンに、さらに能力の高い1350t吊を増備し、成長著しい東南アジアでの重機建設需要を取り込みたい、としている。

《山内 博》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
  4. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  5. 燃えるエアフィルターに有害なブレーキも…メルセデスベンツの粗悪偽造品、2024年は150万点超を押収
  6. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  7. 軽EV市場に新顔登場、ホンダ『N-ONE e:』と競合する車種
  8. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  9. 日産『エクストレイル』米国版が2026年型に、新グレード「ダークアーマー」設定
  10. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
ランキングをもっと見る