日本が誇る先進文具…2014グランプリ発表

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2014年のグランプリが発表された「日本文具大賞」
2014年のグランプリが発表された「日本文具大賞」 全 25 枚 拡大写真

 7月9日、2014年のグランプリが発表された「日本文具大賞」。同アワードの審査委員長を務めるデザインディレクターの川崎和男氏は、「日本の文房具には、日本人ならではの細かい配慮がされていて世界に通用するデザインがある」と話す。

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 同アワードでは、デザイン部門と機能部門、2部門でグランプリを決定しているが、授賞式の挨拶の中で、川崎氏は「機能には性能や効能が含まれる。”性能”となる製品の性質が、”効能”として社会に合っているか?、それがマッチングしているのが機能。また、デザインというのは問題を解決するための手法、全体の統合性から見たときに、未来があるか?、今優れているか?、美しいか?、を問う」と説いた。

 さらに、「応募者の中にはデザインとデコレーションとを間違える方が多い」と、”タレントやキャラクターを起用したデザインはデコレーションである”と苦言を呈する。

 今回、機能部門でグランプリを受賞した鉛筆削り、ソニック『ラチェッタワンハンディ鉛筆削り』は、左右にひねるだけで削れる「ラチェット式削り」を採用、削る度に鉛筆を握りなおす必要がなく、子供でも簡単に使えるシンプルさを追求した。

 川崎氏は「ラチェットはインダストリアルデザインでよく使われる機構、この製品はすごく簡単な構造で鉛筆削りに応用したところがすごい。ちょっとした回転で、小さな子供でもきれいに鉛筆を削れる」と評価。

 また、デザイン部門でグランプリを受賞した筆ペン、呉竹『ZIG メモリーシステム ウインク オブ ルナ ブラッシュ』は、メタリック色の文字が書けるなど、外観を含めてファッション性を高めた。

 川崎氏は「呉竹は、僕が子供の頃からいい筆ペンを作っていたが、やはりヨーロッパの万年筆が強くて世界では勝てないと感じていた。しかし今回の製品は、まだ改良していかなければならない部分もあるが、これなら世界に出ていけるものになった」と評価している。

 アワードの評価基準には世界に向けて日本のデザインを発信するという狙いがあるようだ。川崎氏は「文房具というのは、どれも100円から500円ぐらいの値段の中でどこも仕事をしているが、この分野は世界的に見ても、日本人ならではの細かい配慮がされていて素晴らしいものがある」と話す。

 加えて「日本にはこの分野で世界的な企業がいっぱいあって、毎年デザインが進化しているのを感じている。だから、日本の文房具は世界一の座を守れるし、新たに世界一になれるところがあると思っているので、頑張って欲しいと言っている。中には、すごくいい製品があるのにそれに気づいていないメーカーもあるので、そこはぜひともデザイナーの力を取り入れて欲しい」と述べた。

川崎和男「日本の文房具、世界一になれる」…日本文具大賞

《椿山和雄@RBB TODAY》

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