南インド・ケララ州政府が、かねてより実現を熱望していたケララと中東地域を結ぶ格安航空会社「エア・ケララ」の運用に向けて再始動したと、エコノミックタイムスが伝えた。
ケララ州首相オーメン・チャンディー氏によれば、政府は既に統一航空管理省宛てにレターを提出しており、長官との会談も行っているという。
エア・ケララは、2005年にコチ国際空港の子会社として設立されたが、国際線の運行を開始するために必要な条件を満たさず操業開始には至らなかった。
州政府は前政権の中央政府に対し、20機の旅客機を所有していることと、5年の国内線運行実績があることから、これらの条件を免除するよう要請したが、中央政府がこれを拒否したためである。
もし再度申請が拒否されれば、ケララ州政府はエア・ケララを既に運行している航空会社の子会社にする等、別の対策を考えることになるとチャンディー首相は述べている。