通年のGDP成長率予想、5.3%に据え置き…マレーシア経済研究所

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシアの首都クアラルンプール(イメージ)
マレーシアの首都クアラルンプール(イメージ) 全 1 枚 拡大写真

民間シンクタンク、マレーシア経済研究所(MIER)は、マレーシア経済成長について今年下期を5.2%と予想。通年についても5.3%との従来予想を維持したと、ニュー・ストレーツ・タイムズが報じた。

今年は2013年の通年実績の4.7%を上回る見通し。成長の勢いは2015年に入っても持続し、同年は5.5から6.0%の成長が見込まれるという。今年第1四半期は6.2%成長だった。上期成長率は8月に発表される見通し。

MIERは消費者物価指数(CPI)について、今年通年では3.0%上昇すると予想した。補助金削減策や来年導入される物品・サービス税(GST)、給与や諸手当のアップといった国内要因が後押しするとみられる。

ザカリア・アブドル専務理事は、先の中央銀行バンク・ネガラが発表した0.25ポイントの利上げについて、インフレ抑制と高い世帯債務の圧縮に向けて時宜にかなったものだと指摘。今年後半には再度の利上げはないと予想した。

伊藤 祐介

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