マーレシア コーズウェイ通行料値上げ実施で大混乱…バス会社のボイコットで大渋滞 

エマージング・マーケット 東南アジア

ジョホールバルとシンガポールを結ぶコーズウェイ(連絡道)の通行料が8月1日より値上げされたが、バス会社による抗議活動やそれにともなう渋滞などで開始早々混乱状態となった。星洲日報などが報じた。

各紙の報道によると午前9時半過ぎには正常運行に戻ったという。

スルタン・イスカンダル・ビルディングの税関、出入国管理局、検疫(CIQ)の料金所では、シンガポールの工場にマレーシア人労働者を運んでいるバスが、通行料値上げを不服としてボイコットを実施。出勤ラッシュに合わせて大渋滞が発生した。

バス運転手によるボイコットは午前3時頃から開始されたが、多数のバスがバス・レーンを塞いだために公共バスも通行できなくなり、付近で数キロメートルにわたって大渋滞が発生。「160」、「170」、「170X」、「950」の各番のバスが運行を一時中止した。

通勤バスが止まったため、立ち往生した労働者らは仕方なく歩いてコーズウェイを渡ってシンガポールの職場に向ったという。

「星洲日報」によると、バス会社と当局の間で話し合いが行なわれ、1週間以内に新料金の見直しを行なうことになった。バス会社の方もこれを受け入れたために渋滞が解消にむかったという。

乗用車の場合、これまではマレーシアに入国する際にのみ料金が2.90リンギかかっていたが、これを9.70リンギに引き上げ、これまで無料だった出国の際の料金は6.80リンギとなった。往復で従来の5倍となる16.50リンギかかることになった。バスの場合は、これまでの2.40リンギから13.30リンギに引き上げられている。

伊藤 祐介

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