インド新車市場(乗用車)でトップシェアを誇るスズキのインド子会社、マルチスズキは8月1日、7月のインド新車販売の結果を公表した。輸出を含めた総販売台数は、10万1380台。前年同月比は21.7%増と、3か月連続で前年実績を上回った。
10万1380台の販売台数の内訳は、インド国内が9万0093台。前年同月比は19.9%増と、3か月連続のプラス。輸出は1万1287台で、前年同月比は38.4%増と、4か月連続で増加する。
車種別では、主力のサブセグメントの『アルト』『ワゴンR』『エスティロ』『スイフト』『リッツ』(日本名:『スプラッシュ』)『Aスター』などが、合計で7万2782台を販売。前年同月比は15.5%増と、3か月連続で増加した。2012年2月に発売したスイフトの4ドアセダン、『ディザイア』も、22.2%増の1万8634台と、3か月連続のプラス。
バンセグメントでは、『オムニ』『イーコ』が1万1680台を販売。前年同月比は54.8%増と、3か月連続で増加した。SUVやMPVなどのユーティリティビークルセグメントでは、新型コンパクトMPVの『エルティガ』を2012年4月に投入。7月はセグメント合計で5631台を販売。前年同月比は23.4%増と、3か月連続で増加する。
マルチスズキの2013年度(2013年4月から2014年 3月)までの新車販売(輸出を含む)は、115万5041台。前年比は、1.4%のマイナスだった。インドでは2014年5月、モディ新政権が発足。同政権の減税延長などの経済政策を受けて、消費者の新車購入意欲が回復している。