ANAホールディングス、ノックエアなどと操縦士訓練会社を新設…アジアの操縦士訓練需要を開拓

航空 企業動向
ANA,タイに操縦士訓練会社を合弁で新設
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ANAホールディングスは、アジア地域での操縦士訓練需要を開拓するため、投資管理子会社を通じてタイ航空会社のノック・エアなどと共同で、操縦士訓練会社を新設すると発表した。

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新会社は「Pan Am International Flight Training Center」(パンナム・タイランド)でタイ・バンコクで事業を展開する。

ANAは、米国マイアミが拠点のパンナム・ホールディングスを2013年8月に買収し、操縦士訓練事業の展開を本格化した。新会社は米国パンナムのノウハウを活用し、アジアで操縦士訓練事業に乗り出す。

アジア・太平洋地域は、経済発展とともに、航空市場も急速に拡大しており、2030年には現在の4.5倍に当たる約23万人の操縦士が必要と推計されている。

こうした市場環境を踏まえ、ドンムアン空港(バンコク)を主基地とし、B737-800型機16機を使用して1日約136便を運航するタイ国際航空系列のノック・エア、飛行経験のない学生を操縦士に育成する航空学科を新設したタイのAssumption Universityとのジョイントベンチャーで、操縦士訓練会社を立ち上げ、旺盛な操縦士訓練需要を取り込む。

新会社は9月中旬から事業を開始するため開業準備を進める。当初、Assumption Universityの構内にエアバスA320型機のシミュレーター1台を設置して事業をスタート、パートナーからの訓練受託しながら今後、順次拡大を図り、2015年にA320型機2台、B737NG型機2台、計4台のシミュレーターによる事業を展開する。

ANAグループでは今後も、アジアを中心とした、戦略的投資などによる航空附帯ビジネスの拡大を進める構え。

《レスポンス編集部》

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