マレーシア・イスラム党、新党結成の動き…セランゴール州次期首相めぐる対立で

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マレーシアの首都クアラルンプール(イメージ)
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マレーシア・セランゴール州のカリド・イブラヒム州首相の後任問題を巡り、党内対立が高まっている汎マレーシア・イスラム党(PAS)で、改革派が結成した新組織「イスラム平和教徒協会(PASMA)」が新党結成に乗り出す可能性が浮上している。

新党が設立された場合、野党連合・人民同盟(PR)の枠組み維持を求める党内勢力を糾合。路線対立から、PRからの離脱を求めているPAS保守派に代わって、構成党に残る可能性があるという。

ハディ・アワン党首も新党を設立する動きに反対しない考えを示しているが、政党登録手続きなどもあって直ちに実現することはなさそうだとしている。

党内対立の引き金となった州首相後継について、友党の人民正義党(PKR)が推すワン・アジザ氏に対し、ハディ党首は「州首相にふさわしくない」と言明。PASの精神的指導者であるニック・アジズ氏も、同調する考えを示した。

一方、ハディ党首らと歩調の乱れが目立っているムスタファ・アリ書記長は、7日の中央執行委員会で州首相ポストを要求しないという先の党方針を維持することを確認したと言明。ハディ党首も同意したと述べた。ただスルタンの意向は尊重しなければならないとも述べ、スルタンが望んだ場合にPASから州首相を出す可能性を否定しなかった。ハディ党首はスルタンの意向に沿って、PAS内からも候補者名を挙げたとみられる。

伊藤 祐介

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