【マレーシア航空17便 撃墜事件】「複数の物体が貫通し空中分解」蘭安全委が暫定報告書発表

航空 企業動向
マレーシア航空17便の犠牲者に祈りを捧げる関係者
マレーシア航空17便の犠牲者に祈りを捧げる関係者 全 2 枚 拡大写真

オランダ・アムステルダムからクアラルンプール(KL)に向けて飛行中のマレーシア航空(MAS)MH17便が7月17日にウクライナのロシア国境付近で撃墜された事件の暫定報告書が9日、オランダ安全委員会より発表された。

最終報告は2015年半ばに発表される見通し。

同報告書によると、同機は3万3千フィートの上空を飛行中で、高速で飛行する複数の物体が外部から貫通したことで、機体の空中分解につながったみられる。その結果、機体の破片が10キロメートルにわたって散らばり、見つかった機体の破片には複数の穴やくぼみがあったという。

一方、フライトレコーダーやボイスレコーダーは何も異常を示しておらず、機械の故障や人為的ミスの可能性は見つからなかった。

リオウ・ティオンライ運輸相は同報告書に関する記者会見を開き、MH17便が飛行禁止区域を飛行していなかったと強調。ミサイル攻撃の可能性については明言を避けたが、「何者かが墜落させるためのボタンを押したはず」と述べ、犯人探しに全力を尽くす方針だと述べた。またナジブ・ラザク首相は、ミサイルによって撃墜されたのは明らかであり、法的責任を追求していくと述べた。

広瀬やよい

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  2. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  3. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. リトラと決別した「ワイルド・キャット」、3代目ホンダ『プレリュード』【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る