【ジャカルタモーターショー14】開幕…エコカーの次はSUV? 日系メーカーら、付加価値で勝負

自動車 ニューモデル モーターショー
ジャカルタモーターショーが18日に開幕。写真はトヨタFT-1コンセプト
ジャカルタモーターショーが18日に開幕。写真はトヨタFT-1コンセプト 全 38 枚 拡大写真

18日、22回目となるジャカルタモーターショー(インドネシア国際モーターショー)が開幕した。会場はジャカルタ・インターナショナル・エキスポ。トヨタ、ダイハツを筆頭に日本車のシェアが9割超という成長市場で、各社はエコカーからハイエンドモデルまで最新のラインアップを展示、熾烈な販売競争を繰り広げる。

販売台数の3割強を占める王者トヨタは、主力ミニバン『アバンザ』の派生モデルなどを全面アピールすると同時に、燃料電池車『FCVセダン』や『FT-1コンセプト』など未来のクルマ像を提案する。ダイハツは新型『コペン』を目玉に、小型車のコンセプトモデルなどを出展。スズキは『ワゴンR』(アジア専用車)の派生車種を発表し、圧倒的な人気のミニバン(MPV)市場でのシェア拡大をめざす。マツダは日本でも発表されたばかりの『デミオ』をモーターショーとして初出展。プレミアムコンパクトとして新たな市場形成にチャレンジする。

ホンダ『HR-V』(日本名:『ヴェゼル』)をはじめ、トヨタは『RAV-4』、日産は『エクストレイル』とSUV(多目的スポーツ車)をステージのメインに据えているのも今回のショーの特徴といえる。ミニバンやLCGC(低価格で燃費効率の良い小型車)のラインナップ展開が一服し、高付加価値車への需要も高まりつつある。次の主流となるか、今後の市場動向に注目だ。

また1割弱のシェアの中でひしめきあう、プレミアムブランドの出展も見逃せない。ドイツからはメルセデスベンツ、BMW、アウディの3強がほぼフルラインアップに近い展示をおこなう。フォルクスワーゲン、ルノー、アルファロメオ、ジープ、シボレーなど欧米メーカーもブースを構える。また日産の高級車インフィニティも『Q50』(日本名:『スカイライン』)をお披露目する。

乗用車29ブランド、商用車7ブランド、さらにサプライヤーやアクセサリーメーカー286社が出展する。昨年は37万人が来場、さらなる集客をめざす。一般公開日には会場での車両販売もおこなう。会期は28日まで。

《宮崎壮人》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. カスタムパーツが付け替え可能な高級トミカ、「日産 スカイライン25GT TURBO」11月発売
  5. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る