【BMW X4 試乗】28i Mスポーツ、“SAV"の意味を強く感じる軽快さ…諸星陽一

試乗記 輸入車
【BMW X4 試乗】28i Mスポーツ、“SAV
【BMW X4 試乗】28i Mスポーツ、“SAV"の意味を強く感じる軽快さ…諸星陽一 全 7 枚 拡大写真

BMWの新型SUV『X4』の2リットルモデルである28iは、非常に軽快なエンジンを搭載するモデルだった。

BMWではSUVのことをSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)と呼ぶ。U(ユーティリティ)の部分をアクティビティと置き換えるのはじつにBMWらしい。どのSAVに乗ってもその意味を感じ取ることができるが、X4はとくにそうした面を感じられた。

とくに4気筒エンジンを積む28iはその気持ちを感じ取れるクルマだ。エンジンは245馬力の4気筒ターボ。このエンジンがじつに軽快だ。ターボを感じさせない絶品の吹き上がりで、アクセルを踏み込むとヒュンヒュン吹け上がる自然吸気のようなフィーリング。

「SUVならもっと低速からトルクがあるエンジンのほうがマッチングがいいかな」と思ったが、そうだこれはSAVなんだと思い返して納得した。

ハンドリングも軽快で、エンジンのフィーリングとのマッチングもいい。すでに多くのSUVから土の香りがなくなっているが、新型X4はその最たるものかも知れない。ラフロードを走ればしっかり走るのだろうけど、舗装路面で気持ちよくドライブしている限り、その方向性の話はすっかりわすれてしまう。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★

諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活躍中。趣味は料理。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
  4. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  5. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る