ボーイング、パイロットと整備士の需要予測…今後20年は39%がアジア太平洋地域

航空 企業動向
ボーイング、今後20年間のパイロットと整備技術者の需要、アジア太平洋地域が世界全体の39%
ボーイング、今後20年間のパイロットと整備技術者の需要、アジア太平洋地域が世界全体の39% 全 3 枚 拡大写真

ボーイングは、今後20年間に新たに必要とされる民間機パイロットと整備技術者の39%がアジア太平洋地域の需要であるとの予測を公表した。

ボーイングが発行する最新の「2014年度パイロットと技術者予測」では、アジア太平洋地域で、2033年までに必要とされる新規パイロットの必要数を21万6000人、新規技術者が22万4000人と予想。両方とも北米とヨーロッパでの必要数の合計を上回っている。

ボーイング・フライト・サービスのカスタマー・グループ担当であるボブ・ベリット ディレクターは「アジア太平洋地域の経済成長はめざましく、世界最大の航空旅行市場となる。今後20年間、航空機のパイロットや整備士になりたいという希望者は増加する」見通しを明らかにしている。

アジア太平洋地域の需要を牽引するのは、中国で今後20年間で新規パイロットが9万8000人、新規技術者が10万1000人必要と予測する。東南アジアも新規パイロットが5万5000人、新規技術者が5万5000人必要で、地域内の他の国々も長期的に数万人単位での需要が継続する見通し。

南アジアは新規パイロットが3万3000人、新規技術者が3万人。北東アジアの新規パイロットが1万7000人、新規技術者が2万4000人。オセアニアの新規パイロットが1万3000人、新規技術者が1万4000人が今後20年間で必要と予測している。

ボーイングのパイロットと技術者の予測は、新造機のデリバリー予測数と関連する。最新の「2014年度最新市場予測」では、アジア太平洋地域が2033年までの20年間に受領する新造機数は1万3460機としており、「パイロットと技術者予測」と同様、世界の他地域を大きく上回っている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  2. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  3. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  4. 新型『ムーヴ』『ステラ』のコーナリング性能を向上、ブリッツの車高調「DAMPER ZZ-R」シリーズ
  5. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る