【スマート フォーツー ed ディズニー仕様 発表】70年代から始まったEV構想

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スマート・フォーツー EVエディションディズニー
スマート・フォーツー EVエディションディズニー 全 8 枚 拡大写真

メルセデス・ベンツ日本が、40台限定で発売を開始した、スマート『フォーツー エレクトリックドライブ(ed) エディションディズニー』のベースとなるスマートの企画は、1970年代に始まったという。

そう話すのは、同社商品企画・マーケティング部部長の阿佐見薫氏だ。「1970年代、交通渋滞や石油資源の枯渇など、クルマの環境への影響が認識されだした当時、メルセデスベンツでは、自動車を発明したメーカーとして、クルマの新しい価値として、都市型コミューターの研究を始め、排出ガスのない、電気自動車もその視野に入れていた」と振り返る。

その結果、「1998年には、クルマの長さを一般的なセダンの約半分にしたスマートフォーツーを発売した。その後、2007年には、このモデルを使ってスマート電気自動車の公道テストを開始し、世界各地でのテストデータをもとに、性能や使いやすさの改良を重ね、2012年にスマート edが誕生したのだ」と説明する。

このスマート edは、「パワフルな電気モーターと、超高効率のリチウムイオンバッテリーを搭載し、1回のフル充電で、181kmの距離を走ることができる。日本で日常的にクルマを使う人の平均移動距離が30から40kmなので、多くの方のライフスタイルにフィットする航続距離だろう」と述べ、また、「1回のフル充電にかかる電気代は約220円と、とても経済的だ」という。

更に、「初速からフルトルクで気持ち良く加速し、止まっている状態から時速60kmまで、わずか4.8秒で到達するなど、スマート電気自動車は、毎日の生活にぴったりのクルマなのだ」とその特徴を語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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