東芝、シンガポール鉄道会社と合弁でPMSM販売会社設立へ

鉄道 企業動向

【シンガポール】東芝は23日、永久磁石同期モーター(PMSM)を用いた鉄道車両向け駆動システムのエンジニアリング、販売、据え付けを行う合弁会社をシンガポールに設立すると発表した。

 新会社は「レイルライズ」で、東芝とシンガポールの鉄道事業者SMRTのエンジニアリング子会社シンガポール・レイル・エンジニアリングが折半出資する。東芝の高効率な鉄道システム向け製品、技術とシンガポール・レイルの持つ鉄道事業者としてのノウハウ、運用実績データなどを融合し、駆動システムを中心とした鉄道システムの高効率化、省メンテナンス性を実現するソルーションを世界の鉄道事業者向けに提供する。

 PMSMは回転子に永久磁石を用い、軽量でエネルギー効率の高いモーター。発熱量が減らせるため、モーター内部を密閉し、自己放熱によって本体を冷やす「全密閉・自冷式」の冷却方式を採用し、騒音の低減、メンテナンスの簡素化を実現する。

 東芝は2013年に、消費電力量を従来比約30%削減するなどPMSMの高い環境性能が評価され、SMRTの既存車両の駆動システムを受注した。

東芝、シンガポールに鉄道向け駆動システムのエンジニアリング合弁会社

《newsclip》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型ホンダ『CR-V』発表に「おかえり!」「カッコいい」など反響、最注目の価格は…
  2. スズキは『モンスターハンター』とコラボ!『ジムニーノマド』&『DR-Z4S』カスタムほか、計9台を出展…東京オートサロン2026
  3. 北米三菱自動車、製造物責任訴訟の控訴審で逆転勝訴…一審判決を破棄差戻し
  4. デンソー・人事情報 2026年1月1日付
  5. ホンダ『シビック e:HEV』に「RS」登場! HRCバージョンの「タイプR」も初公開へ…東京オートサロン2026
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る