シンガポール、コーズウェイ通行料引上げ…JBの中小企業に打撃

エマージング・マーケット 東南アジア

ジョホールバルとシンガポールを結ぶコーズウェイ(連絡道)の通行料が8月1日に引き上げられて2カ月近くが経った。

マレーシア中小企業(SME)協会のテ・キーシン会長は、会員企業からロジスティクスや広告、エンターテイメント、小売セクター、美容院などの業界から20-30%の売り上げ減少となっているとの苦情が出ていると明らかにした。

8月1日付けの値上げにより、これまではマレーシアに入国する際にのみ料金が2.90リンギかかっていたが、これが9.70リンギに引き上げられ、これまで無料だった出国の際の料金は6.80リンギとなった。

シンガポールでは10月1日付けで高速料金の引き上げが決定しており、ジョホール州のSMEも更に打撃を受ける可能性があるという。SMEからは、事業だけではなくシンガポールで就労しているジョホールバル在住者にも影響が及んでいるとし、マレーシアとシンガポールの両国政府が協議を行い、料金の引き下げに向けて話し合うべきとの声が出ている。

(ザ・スター、ザ・サン、9月24日)

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  2. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  3. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
  4. ホンダ『シビック タイプR』がラリーカーに、競技参戦を想定…SEMA 2025
  5. 日産 フェアレディZ をレーシングカーにカスタム、「NISMO GT-Z」発表へ…SEMA 2025
  6. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  7. V3エンジンを電子加給! ホンダ『V3R 900 E-コンプレッサー』をEICMAで初公開、量産に向け開発中
  8. MASERATI 111th “永続する美と走り”をいま、あなたの週末へ。PR
  9. ヤマハ『R7』が全面進化! 電子制御、シャシー刷新で示す「ミドルスーパースポーツの新たな可能性」
  10. 三菱自動車、国内販売は5期連続増 2025年4~9月期実績
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る