デング熱、毎年1万人の子どもが感染するミャンマーの現実

エマージング・マーケット 東南アジア
関連画像
関連画像 全 1 枚 拡大写真

高い感染率 昨年は60名以上が死亡

 ミャンマーでは毎年1万人以上の子ども(3歳から8歳)が、デング熱に罹っているという。ミャンマー保健省が発表した。

(画像:DVBより)

レポートは、増え続けるデング熱に対する警告として発表された。2013年、ミャンマーでは60名以上の子どもたちがデング熱によって死亡した。今年は8月初旬、都市部、農村部を問わず、ヤンゴン全域でデング熱が発生している。

発症するのは子どもだけではなく、大人も多い。多くは高熱や頭痛、嘔吐、腫れ、痛みなどを経て回復するが、重篤患者は死に至る。

WHOによれば、デング熱は熱帯地域でも忘れ去られた病気の1つであったが、近年増加しているという。ミャンマーの子どもの罹患者が1万人を超えるようになったのは、過去4年間のことである。

世界では毎年5,000万から1億人が発症している。アジア太平洋地域は感染者が多く、中でもミャンマー、タイ、インドネシアに多い。

公衆衛生の改善が感染を防ぐ

蚊は、暗く、泥の多いエリアに繁殖する。保健省は、防虫剤などを使って、蚊の繁殖を防ぐための対策が必要だと伝えている。

また、公衆衛生の問題とデング熱の発症を関連づけ、人々に注意を促した。淀んだ泥水は濾過し、水を清潔に保つことが必要だ。泥水に対する人々の衛生観念も改善する必要がある。

ミャンマー、毎年1万人の子どもがデング熱に感染 

《ミャンマーニュース》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  3. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  4. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  5. タワーバーだけじゃない! ボディ補強パーツの最新事情と乗り味革命~カスタムHOW TO~
  6. BMW、カーボン素材を天然繊維複合素材に置き換え、量産車に採用へ
  7. 新時代の「ワーゲンバス」ついに日本発売、価格は888万9000円から
  8. 新型ダイハツ『ムーヴ』用エントリー車高調が早くも登場! タナベ「サステックプロCR」
  9. レクサス『RZ』に新バッテリー搭載で改良、充電時間短縮と「航続95km延長」実現
  10. 「ハリケーン」エンジン搭載ジープが米警察車両に、「コマンド・オペレーション・ビークル」発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る