山火事を早期発見できる無人機、NASA試験飛行へ

宇宙 企業動向
NASAラングリー研究センター、山火事を早期発見できる無人機の試験飛行へ
NASAラングリー研究センター、山火事を早期発見できる無人機の試験飛行へ 全 4 枚 拡大写真

米航空宇宙局(NASA)のラングリー研究センター(バージニア州)は10月7日、内務省魚類野生生物局(FWS)と1年契約を締結し、低木の山火事・森林火災の早期発見を可能にする小型無人機の試験飛行を実施すると発表した。

ラングリー研究センターが開発を進めているのは、グレート・ディズマル・スワンプ国立野生生物保護区(バージニア州とノースカロライナ州の州境一帯)で森林火災が発生した場合に早期発見できる無人機で、高温地帯を探知する赤外線カメラなどを搭載する。重量は6.8kg、翼の長さは1.83m。

FWSは3年前に大火災が発生した同保護区監視費用の大幅な削減、火災発生から発見までの時間短縮を目指している。火災の引き金となり得る雷雨直後の潜在的危険を孕んでいる地域の監視により、鎮火活動によって生じ得る数百万ドル規模の費用削減、保護区内で迷った人の位置特定が期待できる。

《日下部みずき》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  3. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  4. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  5. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る