【ジャパンカップ14】過去最高8万人の大観衆が集まった宇都宮を振り返る[写真蔵]

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スプリント勝負をハースが制す(ジャパンカップ14)
スプリント勝負をハースが制す(ジャパンカップ14) 全 115 枚 拡大写真

10月19日に栃木県宇都宮市で開催された2014ジャパンカップサイクルロードレース。青空が広がり絶好のレース日和となった日曜日、会場の宇都宮森林公園は大勢の自転車ロードレースファンでにぎわった。その数は過去最高の8万人だ。

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全16チーム、79人の選手がそろった。UCIプロチームが7チーム、UCIプロコンチネンタルチームが2チーム、国内コンチネンタルチームが6チーム、そして日本ナショナルチームの選手たちだ。

海外選手にはイル・ロンバルディアで優勝したばかりのダニエル・マーティン(ガーミン・シャープ)などビッグレースで活躍する選手たちが顔をそろえる。迎え撃つ日本勢には別府史之(トレックファクトリーレーッシング)や新城幸也(ヨーロッパカー)を筆頭に、地元の宇都宮ブリッツェンほか国内トップチームの選手たちが集結した。

スタート前にビーニファンティーニNIPPOの宮澤崇史が突然の引退発表。ティンコフ・サクソのオランダ人、カルステン・クローンもこの日がラストランだ。

ジャパンカップは宇都宮森林公園とその周辺道路を舞台に周回コースで争われる。1周14.1kmを10周回し、最終周回だけショートカットコースとなり10.3kmを走る。総距離151.3kmだ。

最大の見所は標高差185mを駆け上がる古賀志林道の上り坂だ。最高地点には山岳ポイントが設けられている。例年多くのファンが詰めかけ、路上ペイントや各チームの応援団が集結する。

10時にスタートの号砲が鳴った。序盤に飛び出して逃げ集団を形勢したのは4人の選手たち。ダレン・ラプトーン(ドラパック)、阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)、ホセ・ビセンテ(チーム右京)、山本元喜(ビーニファンティーニNIPPO)だ。

4人は順調に逃げ続ける。3、6、9周目の山岳ポイント1位通過者に与えられる山岳賞は3周目を阿部、6周目をビセンテ、9周目を山本が獲得した。

3周目で最大6分30秒まで広がった逃げ集団とメイン集団の差は、周回を重ねるごとに縮まっていった。ガーミン・シャープ、ティンコフ・サクソ、スカイの選手たちが先頭を走りコントロールする。

レースは残り2周で活性化する。逃げ集団と後続の差はすでに1分を切っていた。最後まで逃げ続けたビセンテが吸収されると最後の古賀志林道での闘いが始まった。

モレーノ・モゼール(キャノンデール)が仕掛けた。山頂をトップ通過して一気に逃げる。しかし残り1kmで追走の選手たちに捕まってしまう。そして勝負は9人のスプリントに持ち込まれた。

最終コーナーから真っ先にゴールに飛び込んだのはネイサン・ハース(ガーミン・シャープ)だ。2011年、UCIコンチネンタルチームのジェネシス・ウェルスアドバイザーズに所属していた無名時代に続き、2度目のジャパンカップ制覇となった。

最初の優勝が選手としての転機となった。翌2012年にはUCIプロチームのガーミンと契約。ハースにとって宇都宮は思い出の土地だ。「ここはぼくにとって特別な場所。本当にうれしい」と満面の笑みで表彰台に上った。

2位はエドバルド・ボアッソンハーゲン(スカイ)、3位はグレッガ・ボレ(ビーニファンティーニNIPPO)が入った。

日本人最高位はハースから48秒遅れでゴールした別府史之の14位。別府はアジア最優秀選手賞を獲得。新城はハースから56秒遅れの26位に終わった。

アンダー23最優秀選手賞は4位のミカエル・アンデルセン(ティンコフ・サクソ)となった。

来日直前に練習中の事故でジャパンカップを欠場となったファビアン・カンチェラーラ(トレックファクトリーレーシング)もレース中に会場に到着。トレックのブース前にはカンチェラーラを一目見ようとレース終了後も人だかりができていた。

【ジャパンカップ14】過去最高8万人の大観衆が集まった宇都宮 ネイサン・ハースがスプリント勝負で2度目の優勝をつかみ取る

《五味渕秀行@CycleStyle》

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