マレーシア-シンガポール間高速鉄道、日本政府が支援に前向き=英字紙

エマージング・マーケット 東南アジア

クアラルンプール(KL)とシンガポールを結ぶ高速鉄道(HSR)プロジェクトに関して、英字紙「ニュー・ストレーツ・タイムズ」は、2020年までの実現に向けて日本政府が支援の提供に前向きだと報じた。

日本の国土交通省の担当者によると、日本政府は高い安全性を誇る新幹線の技術や専門知識を共有することに前向きで、マレーシア、シンガポール両国政府に対する技術訓練やハードウェア、ソフトウェアなど各方面での支援を行うことができるとしている。また、新幹線の導入が決定した暁には政府開発援助(ODA)を通じて資金を注入することも計画しているという。

技術担当者や運転士の訓練を含めてマレーシアとシンガポールを結ぶHSRプロジェクトへの新幹線システムの採用を支援するという。マレーシア政府の公共陸運委員会(SPAD)に対して既にコンサルティングを行っている。

日本国内の新幹線網は全長2,400キロメートルに及んでおり、1965年に開通した東海道新幹線の建設には5年を要した。新幹線は高い安全性が売りで、50年間、運行中の事故による死亡者は1人も出ていない。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、10月27日)

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  5. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  6. 快進撃のヤマハ、次は「親しみやすいスーパースポーツ」で勝負!?「鈴鹿8耐2025」注目の1台
  7. 三菱『アウトランダー』に初のオフロード仕様!「トレイルエディション」米2025年モデルに
  8. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  9. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  10. トヨタ「クラウン」「アルファード」など21車種、64万台超の大規模リコール[新聞ウォッチ]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る