燃料補助金、月収5千リンギ未満は全額、1万リンギ未満は一部=マレーシア第2財務相

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシア クアラルンプール
マレーシア クアラルンプール 全 1 枚 拡大写真

2015年6月に導入される「RON95」ガソリンの新補助金システムについて、アハマド・フスニ・ハナズラ第2財務相は、来年からは月収5,000リンギ未満は補助金全額、5,000-1万リンギ未満は一部を受け取れるようになると明らかにした。

ただ補助金システムの実施方法については、関係各省庁のトップによる曖昧な発言もあって様々な臆測が流れている。マレーシア消費者協会(FOMCA)は、事前に補助金が受けられない高所得者の定義をはっきりさせるべきと注文をつけた。

先ごろチュア・ティーヨン副財務相は収入に応じて受給を決めることは基本的に決まっているものの、どの受給制限をいくらに設定するのか、どうやって給油時に判別するのかといった具体的メカニズムについてはまだ最終的に決まっていないと述べていた。

また国内取引共同組合消費者行政省のアリアス・アハマド事務次官は、多機能身分証明カード「MyKad」の提示を求める他、指紋確認などの生体認証システムを導入する可能性があると言明。受給資格者が国取省に申請して「フリートカード」の発給を受けることになるなどと述べていた。

国取省は10月2日付けで「RON95」とディーゼル油の小売価格を1リットル当たりそれぞれ20セン引き上げ、それぞれ1リットル2.30リンギ、ディーゼル油が2.20リンギとした。「RON95」の補助金なしの市場価格は2.58リンギ程度、ディーゼル油は2.52リンギ程度となっている。

伊藤 祐介

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  3. “プチカスタム”でサマードライブの楽しさをブーストアップ![特選カーアクセサリー名鑑]
  4. メルセデスベンツ車だけに特化!走りを静かにする「調音施工」認定店が埼玉県三郷市にオープン
  5. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  6. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  7. 新型ドゥカティ『パニガーレV2S』日本上陸に「スイングアームアームすげー」「日本じゃ全力は使えない」など驚きの声
  8. 「盤石シャシー」に「戦甲車体」採用、ワイルドすぎるオフロードSUVが1時間で9700台受注の人気に
  9. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  10. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る