【スバル レガシィ 新型発表】「スバルの卓越した機能」の表現を色濃くしたエクステリア

自動車 ニューモデル 新型車
スバル レガシィ B4
スバル レガシィ B4 全 16 枚 拡大写真

フルモデルチェンジしたスバル『レガシィ』。6代目となる新型は、スバルの製品が持っている性能や価値が見た目でも感じられるようにデザインされたという。

「レガシィは世界で販売するクルマではあるが、もともとは日本で育ててもらったブランドなので、日本の方にも応えられるようなデザインにしたかった」と話すのは、富士重工業スバル商品企画本部デザイン部主査の板野龍仁さん。

そこで、「5代目から6代目に変わるに当たり、よりスバルの製品が持っている性能や価値が見た目でも感じてもらえるようにしたいと思った」という。

板野さんは、「4代目までは無駄のない大きさで、スポーティ感をウリにしてきた。しかし、5代目では少しあくが強くても、グローバルに通用する存在感を意識したデザインとなり、パッケージングも大幅に変更された」と振り返る。その結果として、「スバルの卓越したAWDという駆動システムや安全ボディなどへの表現がちょっと弱まっているなと感じていた」と振り返る。

そこで新型は、「5代目で大きくステップアップしたパッケージングなどは好評だったので、そこはキープしながら、余り味付けを濃くせずに、中身の素材の良さが外に表れることを最優先にデザインした」と述べる。

具体的には、「最高水準の安全ボディの中は、広い室内空間が確保されているが、単に広くて鈍重なクルマに見えてはいけないので、スバルの製品が持っている性能や価値、つまりスバルの卓越した全車AWDシステムなどの機能を、フェンダーとタイヤなどの足周りで表現した」と板野さん。「ボディをしっかりと支えて、どんな環境下でも俊敏に走れるような、足回りが勝っているというバランスを、スバルのフラッグシップとして持たせたいと思った。バランスとプロポーションで感じさせたいのだ」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ車体、『アルファード』『ヴェルファイア』をトヨタに生産移管、いなべ工場は商用車専用に
  2. ジープ『チェロキー』新型、新写真からリアデザインが判明
  3. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  4. 外装も内装も「どピンク」な超高級SUV、ベントレー特注部門のスゴ技とは
  5. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る