キャリア各社の「スマホとiPadのセット割引」を比較してみた結果

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月額料金比較表
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 24日、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルの3社が新型iPad「iPad Air 2」と「iPad mini 3」の販売を開始して、2週間。店舗によっては入荷まで時間を要するところもあり、相変わらずの人気端末であることが伺える。

 現在各社が共通して謳っているキャンペーンとして、「スマホとiPadのセット割引」があるが、果たして各社どのような特徴があるのか。2台利用する場合の「端末代金」「月額料金」「旧モデル下取り額」の3項目からキャリア3社の料金を比較してみよう。

 まず、2機種6モデルの端末価格を並べてみると、ドコモがやや高く、auとソフトバンクは全く同一の価格となっている。

 次に月額料金。新料金プランでは、スマホとデータシェアができるようになったことが大きい。ドコモとソフトバンクでは、月額2,700円で親回線とシェアすることができる。auの場合、月額6,500円から「はじまるデータシェアキャンペーン」を適応することで月額料金は3,402円となる。

 これを実際に10GBのデータプランをつけたスマホの利用料金と合わせてみよう。ドコモの場合、親回線の基本使用料とインターネット接続料金が3,240円、10GBのデータが10,260円、これにiPadの2,700円を加えて月額料金は16,200円となる。「データプラン得得キャンペーン」を適応することで、3ヵ月間は1,080円割引され15,120円となる。

 auは、基本使用料とインターネット接続料金3,240円、8GBのデータが7,236円、iPadの6,156円(2GBのデータ付)を合わせて16,632円となる。ここから「はじまるデータシェアキャンペーン」で3,078円割引され、月額料金は13,878円となる。

 SoftBankの場合、基本使用料とインターネット接続料金が3,240円、これに10GBのデータが8,640円、iPadの2,700円を加えて14,580円となる。ここから1年間iPadが0円で利用できる「iPadセット割」が適応でき、2,700円の割引が1年間受けられ月額料金は11,880円となり最も安いちなみに親回線がフィーチャーフォンの場合、データプランが5GBからでも2,700円の割引が受けられるので、フィーチャーフォンとiPadの2台持ちがしやすいこともソフトバンクの特徴となっている。

 データシェア機能こそ無いものの、多くのパケット消費量が予想されるタブレット利用シーンで10GBのデータ通信を1年間無料で使えることは、ユーザーにとって大きなメリットと言えよう。2年目以降は料金が発生し、途中の解約には違約金が発生するケースもあるが、2年間トータルの費用を見てもソフトバンクが安い設定となっている。

 最後に、旧iPadの下取り額を比較してみる。下取り額が最も高いのはソフトバンクのiPad Air Wi-Fi+Cellularモデルで、容量は関係なく22,800円となる。第4世代iPadの64GB・128GBなど一部でauの下取り額が高いが、全体としてソフトバンクの下取り額が高い印象だ。

 もちろん料金は家族が契約しているキャリアや契約年数、細かいプランなどによっても左右されるが、今回の2台持ち比較では、ソフトバンクが最も安い結果となった。年々普及率が高まり、今後さらに激化が予想されるタブレット競争。今後も各社の動向を見守りたい。

新型iPadの2台保有、3キャリアの料金を比較してみた……セット割はソフトバンクが優位

《吉川 亮太@RBB TODAY》

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