民間シンクタンクのカザナ・リサーチ・インスティテュートは17日、家計状況調査結果を発表。
2012年のマレーシアにおける1カ月の平均世帯所得は5,000リンギだったが、中央値は3,626リンギにとどまった。マレーシアの中央値は、アジアでは日本やシンガポール、韓国、台湾などの先進国に次いで高かった。
平均世帯所得は2,000リンギ以下が23%、4,000リンギ以下が55%、6,000リンギ以下が74%だった。一人当たりの所得の中央値は1,700リンギ。従業員積立基金(EPF)の口座残額から算出すると、62%が2,000リンギ以下で、6,000リンギ以下が96%に上った。
世帯所得の中央値は州別では、クアラルンプール(KL)が5,847リンギで最も高く、これにセランゴール州が5,353リンギ、ペナン州が4,039リンギで続いた。一方、クランタン州は2,276リンギで最も低かった。