阪堺電軌、来年2月に運賃改定へ…消費税率引上げに対応

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阪堺電軌は消費税率引上げに対応した運賃改定を申請した。来年2月に実施する予定。
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阪堺電気軌道は11月27日、軌道旅客運賃の変更認可を申請した。今年4月1日の消費税率引上げに対応するもの。改定率は上限運賃ベースで定期運賃が通勤2.861%・通学2.835%。定期運賃を除く運賃は2.775%で、全体では2.793%になる。

普通旅客運賃(大人)の上限額は現在、1区(大阪市内または堺市内の区間を1回乗車)が200円、2区(大阪市内と堺市内にまたがって乗車)が290円。ただし2区の運賃は現在、堺市の支援策などにより1区と同じ200円になっている。

阪堺電軌と国土交通省近畿運輸局の発表によると、1区の上限額は10円高い210円に、2区は現行の290円を据え置く。認可後に届け出る予定の実施運賃も上限運賃と同額にする予定だが、堺市の支援策などが引き続き実施されるため、実際の運賃は1・2区とも210円になる。

定期旅客運賃の上限は1カ月の場合、1km区間が通勤7050円・通学2960円、15km区間が通勤1万2360円・通学6320円。実施運賃は通学定期が上限額と同額で、通勤定期は1km区間が5060円、15km区間が1万100円に変更される予定だ。実施運賃ベースでは通勤定期の1km区間が140円、15km区間が280円の値上げ。通学定期も1km区間が80円、15km区間が180円の値上げになる。

阪堺電軌は認可された場合、2015年2月1日に運賃変更を実施するとしている。

《草町義和》

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