【東京オートサロン15】IPF、ミリ単位でこだわった安心・安全の各種LEDライトを展示

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IPFブース(東京オートサロン15)
IPFブース(東京オートサロン15) 全 21 枚 拡大写真

過去最多の来場者数を記録し、大盛況で幕を閉じた東京オートサロン15。今年で創業68年を迎える老舗ヘッドランプメーカーのIPFは『アクア』や『プリウス』などに対応した、純正のハロゲンランプを手軽にLEDランプに交換できる製品を展示した。

近年では自動車の純正部品としても利用が進むLEDヘッドライト。高輝度、省電力が売りでカスタマイズとしての需要も多い。最近ではネットオークションなどで安く簡単に入手できるようになったが、その中には車検を通らなかったりすぐに切れてしまう粗悪品も多いという現状だ。

IPF開発本部 設計グループの松本理央氏によると、長寿命が売りのLEDは発熱量も多く、粗悪品の多くは熱対策がきちんとされていないためすぐに壊れてしまうのだとか。

もともとヘッドライトは前方を照らす機能部品。当然車検にも厳しいものが要求され、光軸や輝度など測定項目は多岐にわたる。松本氏は、安全に関わるものなのできちんとしたものを選んでほしいと訴える。同社の製品はヘッドライト用としてミリ単位で最適な位置にLEDを配置。配光だけでなく明るいポイント(ホットゾーン)まで完全再現している。

IPFといえば丸型の大きなフォグランプをイメージする方も多いだろう。同社主力の900シリーズにLEDを採用したモデル「900XLS」もブースに飾られていた。

松本氏によると、RVブームの時ほどではなくなったが『ランドクルーザー70』の発売もあり、こちらのニーズも引き続き多いという。LEDを採用し、フォグガードなどのアクセサリーも引き続き使えるので、今までのイメージはそのままに明るく省電力にすることができるのだそうだ。

一方900シリーズの脇に展示されていたのがバータイプのLEDライト。こちらは今、北米で人気のタイプのランプで、松本氏によると、北米では今注目のアイテムで日本でも流行させていきたいとのこと。現在は、ラリードライバー新井敏弘選手のマシンに装着しテストを重ね、ハロゲンやHIDに代わる次世代のラリー用ポッドランプとするべく開発が進められている。

そのほか、かつてジウジアーロと共同で製作した通称「ジウジアーロ・ランプ」も展示され、同社の長い歴史を体感できるブース構成となっていた。

《橋本 隆志》

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