原動機付き三輪車の導入、公共陸運委が検討…マレーシア

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マレーシア(イメージ)
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公共陸運委員会(SPAD)は一般のタクシーより安い公共交通機関として、タイで「トゥクトゥク」、フィリピンで「トライシクル」と呼ばれている原動機付き三輪車の導入を検討している。ザ・サンが報じた。

早ければ年内にも導入したい考えだ。

永く据え置かれてきたタクシー運賃の値上げが年内にも見込まれることを受けたもの。より安価な交通機関としてだけでなく障害者の補助的な交通手段としても活用が期待される。エンジン駆動と電動式の2種類で検討が行なわれている。

SPADのサイド・ハミド議長は、「高い頻度のサービス提供や廉価コスト、簡単な操作性、一般大衆が利用しやすい運賃での提供が可能な原動機付き三輪車のような公共陸上輸送機関の普及を促進していく必要がある」と述べた。

原動機付き三輪車は住宅地から鉄道などの大量輸送交通機関の駅までの輸送で威力を発揮するとみられ、SPADは都市圏の半径10-25キロメートルの範囲での輸送を見込んでいる。

昨年フィリピンが導入を開始した電動三輪車「E-trike」普及事業では、アジア開発銀行(ADB)から3億米ドルの融資を受け、2017年までに10万台を走らせる計画となっている。またタイやベトナムでも、電動三輪車の導入計画がスタートしている。

伊藤 祐介

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