コーンズ青山オープンの理由…フェラーリをもっと身近に

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コーンズ青山
コーンズ青山 全 8 枚 拡大写真

フェラーリ正規ディーラーであるコーンズ・モータースは、東京青山に“コーンズ青山”をオープン。1階と2階はフェラーリのショールームと、パーソナライゼーション専用スペースに、3階はコーンズ・モータースの顧客だけが利用できるワインバー&レストランになっている。

コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッド代表取締役社長の渡謙作氏は、このショールームをオープンした理由を2つ挙げる。「まずひとつは、フェラーリは、新車価格は高いものの、同時に中古車の価格も高いので、新車を購入してそれを下取りに出したとしても、その間の値落ちが非常に少ない。つまり、フェラーリは高くて手が届かないと思う方もいるが、その値差を考えると、決してそんなことはない。そういう方たちにも積極的にフェラーリを知ってもらい、新しい顧客層を開拓するために、立地条件が良く、目立つこの場所に(ショールームを)作ったのだ」と話す。

そしてもうひとつは、パーソナライゼーションの存在だ。「私は2年くらい前にイタリアでテーラーメイドを注文した。自社でも多くのブランドを扱っているが、その中にはテーラーメイドのようなシステムを持っているブランドもある。それらと比較をしても、勝るとも劣らない、素晴らしいものができ、その経験は非常に楽しいものだった。クルマ好きにとってはたまらないシステムなので、ぜひより多くの方に知ってもらいたいと、あえてパーソナライゼーションの専用スペースを設けたのだ」と説明した。

因みに渡氏が注文したのは、『356GTB/4(デイトナ)』のイメージを盛り込んだ『カリフォルニアT』と、『458スパイダー』だ。いずれも納車の際には、このショールームに展示されるという。

3階のワインバー&レストラン“1861”について渡氏は、「我々コーンズから購入することで、楽しいイベントにも出席でき、このレストランを利用することもできるなど、様々なベネフィットを享受できるようにしたかった。それにより、お客様がコーンズからクルマを購入することでの付加価値を提供することが目的だ」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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