【新聞ウォッチ】ホンダ、タカタ製以外のエアバッグの“鞍替え”加速

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タカタのエアバッグリコール対象となっているホンダ アコード(資料画像)
タカタのエアバッグリコール対象となっているホンダ アコード(資料画像) 全 2 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2015年1月26日付

●首相「信憑性高い」「湯川さん殺害」写真、「イスラム国」死刑囚の釈放要求(読売・1面)

●クルマ館、トヨタMIRAI静かで安定感抜群(毎日・9面)

●本社世論調査、景気「変わらず」60%(日経・1面)

●ラグビートップリーグ、パナソニック決勝へ(日経・35面)

●列車衝突、2児死亡、車、踏切で大破・横転(日経・39面)

ひとくちコメント

タカタ製の欠陥エアバッグの原因究明が続いている中、ホンダが北米に投入する『アコード』の次期モデルのエアバッグをタカタ製ではなく、豊田合成の製品を採用することを決めたという。

ロイター通信が報じたのを受けて、1月25日朝刊で毎日なども共同通信が配信した「ホンダ、タカタ製以外を採用」との記事を取り上げている。

それによると、「2017年8月に売り出す予定のアコードの北米向けモデルで、運転席、乗員のひざ前の部分、側面の各エアバッグに豊田合成の製品が使われる」としており、「タカタにとり、最大顧客であるホンダの北米での最重要車種に採用されなかったことは、大打撃になる」などと伝えている。

また、ロイターはホンダの伊東孝紳社長に近い複数の関係者の話として、欠陥による死傷者が相次ぎ、世界で2100万台を超えるリコールを起こしたタカタに対し「不満を漏らしている」とも伝えている。

ホンダ社内ではリコール問題が発覚した時点で、タカタ以外のエアバッグメーカーへの鞍替えが進められている。今回の報道で具体的な車種とメーカーが明らかになったが、タカタとはエアバッグ開発では長い間蜜月関係を築いてきた重要なパートナーである。その歴史を振り返れば、このタイミングでの他社への鞍替えは、責任回避と受け取られないかが気に掛かるところだ。

《福田俊之》

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