サッカー試合で犬の絵の横断幕、掲げた12人を逮捕…マレーシア

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マレーシアの首都クアラルンプール(イメージ)
マレーシアの首都クアラルンプール(イメージ) 全 1 枚 拡大写真

1月31日にジョホール州ラーキン・スタジアムで行なわれたジョホール・ダルル・タクジム(JDT)対パハンFAのサッカー試合で、JDTのサポーターが試合前に巨大な犬の絵が描かれた横断幕を掲げて物議を醸している。

犬はイスラムでは不浄な動物とされており、マレーシア・サッカー協会(FAM)とジョホール州サッカー協会(JFA)が調査に乗りだした。これまでに12人が警察に逮捕されているという。JFAはこれらのサポーターを永久出入り禁止にする方針だ。

問題の横断幕の絵は、犬が人のようにFAMのエンブレムが胸に付けられたタキシードを着て、子犬を小脇に抱えているというもの。マレーシア・スーパー・リーグを運営するFAMの会長である、パハン州のテンク・アブドラ スルタン皇太子への批判を込めたものとみられる。ネット上では、スルタン皇太子への批判でなくFAMそのものへの批判だとする意見もみられる。

昨年8月、欧州サッカー連盟(UEFA)欧州リーグでポーランドのレギア・ワルシャワのサポーターが、UEFAのロゴの入った豚の絵の横断幕を掲げてUEFAに対する抗議を意思を示す事件が起きており、これを真似た可能性もある。

伊藤 祐介

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